当時は神ゲー!のちのネタゲー!最高だった功夫ゲーム!
ど~も!最近、昔ハマったゲームばかり遊んでいるぷちなまです。
今回遊んできたレトロゲームは、当時では圧倒的なグラフィックを誇りながらもネタゲーとかした「THE 功夫」。1987年11月21日にハドソンから発売された横スクロールアクションゲームになります。
8-bit機のPCエンジンの素晴らしさを世に知らしめた作品ですが、グラフィック以外は突っ込みどころ満載!
強制スクロールのステージを筋肉質の主人公が進み、前から襲い掛かってくる敵を倒していくだけのシンプルなゲームですが、当時の思い出を蘇らせるには十分な一作品。
それでは名作で迷作のアクションゲーム「THE 功夫」の面白さを感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。
簡単なストーリー紹介!
主人公の「王(ワン)」は正義に燃える男。
中国の功夫最大の城「洛陽閣(ルーヤンカク)」が、邪悪な悪魔帝国に乗っ取られ、最大の危機を迎えていた。
悪を倒すべく、王は洛陽閣へと向かった。
この作品の楽しみ所!
PCエンジンの可能性を伝えたグラフィック
当時では難しいとされていたデカキャラを操作して、アクションを繰り広げていく「THE 功夫」は、PCエンジンの可能性を見せ、期待を大きくさせた素晴らしい作品でした。(当時は・・・。)
主人公の王は正面突き・下段突き・正面蹴り・飛び蹴り・斜め飛び蹴りなどのアクションをする上に、まばたきまでするというこだわりよう。
しかもそれがPCエンジン本体の発売後にすぐ発売されたことで、当時のゲーム好きには大きな衝撃を与えました。(本当は本体と同時発売だったが、バグのが見つかって1か月後に発売。)
私もゲームの楽しさは覚えていなかったのですが、インパクトだけは覚えていました。
レトロゲームの進化の軌跡を辿るなら、ぜひとも体感していただきたい。
必殺技が決まると気持ちいい!
主人公の王は、ボスに大ダメージを与えることが出来る2つの必殺技が使えます。
一つ目は拳が巨大化して見える「デカパンチ」。二つ目は恐ろしい速さで拳を繰り出す「百烈拳」。
出す方法は簡単で、2回攻撃を受けて攻撃するとデカパンチ、三回だと百烈拳という簡単さ。
デカパンチを当てると一瞬スローモーションになり、画面が震えるので非常に気持ちいい!
百烈拳は・・・。
この作品のここが残念・・・。
単調すぎるゲーム性
正直なところ、「THE 功夫」は、当時の感動を知っている方にしかオススメできないほど楽しめる部分が少ない作品です。
前から出てくる敵を倒し、パターンを読めばハメられるボスと戦っていくだけのゲーム。
アクションゲームの爽快さはなく、出てきた敵や障害物に対応した行動をとっていくだけの内容です。
全3周で終わりますが、1週クリアすれば満足する単調さなので、未プレイの方は期待しすぎずにプレイしていただきたい。
使いまわされるボス達。
単調なステージを乗り越え、たどり着いた先には様々なボスたちが待ち構えています。
し・か・し!出てくるボスは、色と名前を変えただけで、攻撃アクションや外見は変わりません。
中には主人公の王と同じ外見の敵がボスとして登場してくるので、ツッコまずにはいられないでしょう。
唯一女性拳士のボスは、露出多めのタンクトップ姿なのでわずかな癒しです。(もちろんこのボスも使いまわされますが・・・。)
それでもラスボスだけは使いまわされていないので、そこだけは素晴らしい。
筋肉質なのに蛾や枝にすら倒される。
上半身裸で鍛えこまれた筋肉を見せびらかすような外見の王なのですが、ふわふわと飛んでいる蛾に当たるだけでダメージを食らい、死んでしまうほど理不尽な体をしています。
他にも木の枝や転がってくる岩など、脅威とは思えない物ばかり・・・。
この点もネタゲーと呼ばれるようになった理由の一つでしょう。
この残念な点を知ってネタゲーと判断するかクソゲーと判断するかはあなた次第ですが、私は地味にお気に入りの一作です。
まとめ・評価
今回紹介した「THE 功夫」は、当時を知っている方にしか伝わらない魅力を持った名作です。
スーパーファミコン以降のゲームしか遊んだことがない方には、物足りない点が至る所にあるつまらないクソゲーになるかもしれません。
ステージを進むごとに世界観はしっかりとしてくるので、魅力がないわけではないです。
誤解のないように再度言いますが、ぷちなまは思い入れがあって好きな作品です。
「PCエンジンmini」に収録されているので、購入された方はついでに遊んでみるのもいいかもしれませんね。
全盛期のPCエンジンソフトを楽しんだ方は、当時を思い出してプレイしてみてはいかがでしょうか?